====== Install to USB memory (OBSOLATE, Japanese) ====== Caution : OBSOLETED document, need to rewrite.. USBメモリへのインストール opencocon v9h より、ISO イメージが USB メモリに直接書き込めるハイブリッド版となりました。 以下の例のように、そのまま dd コマンドで USB メモリに転送し、boot することができます。 ただしこの方法では cocon.cnf 等を同じ USB メモリに置くことができません。 # dd if=opencocon-v9h-20151023.iso of=/dev/sdb ※以下の操作を行うことで、USB メモリ内のデータがすべて削除されます。必ずバックアップを取ってください。 USBメモリへのインストール(手動) 現在のところ、opencocon には USB メモリへのインストーラはありませんが、USB メモリ版の作成を試してみたい場合は以下を参考にしてください。 警告 以下の操作を行うことで、USB メモリ内のデータがすべて削除されます。必ずバックアップを取ってください。 また、インストール先のUSBメモリのドライブ(Windows)、又はデバイスファイル(Linux)を間違えないよう十分お気をつけください。インストールに必要のないデバイスは外して作業してください。 本記事は無保証です。ご自身の責任にて作業お願いします。 必要なものと下準備 syslinux (この記事では、syslinux 4.06 を使用しています) Linux では、各ディストリビューションのパッケージをそのまま使用できます。ただし、 mbr.bin の格納場所はディストリビューションによって異なります。 Windowsでは、以下のURLからダウンロードできる zip 版を使用します。ダウンロード後、あらかじめ解凍してください。 http://www.kernel.org/pub/linux/utils/boot/syslinux/ opencocon v5のCD イメージ内より、以下のファイルを取り出します: bzImage crusoe.sqs crusoe.gz isolinux フォルダ licenses フォルダ コピー後、isolinux フォルダ内の isolinux.cfg を、syslinux.cfg にリネームしてください。 USBメモリの初期化と書き込み(Linux編) 以下では、インストール先USBメモリのデバイスを /dev/sdb1 として書いています。 それぞれの環境で異なるので、以下適時読み替えてください。 (デバイス名を間違えると、HDD等のブートができなくなります。眠いときは十分お気をつけください。) インストール先のUSBメモリをアンマウントします。 USBメモリのデバイスにて cfdisk や fdisk 等を実行し、デバイス全体を一個のFAT領域 として確保します。(手順は割愛します) このとき、FAT32パーティションである sdb1 に Boot フラグを必ず付けてください。 次に、FAT32 (vfat)としてフォーマットします。 # mkfs.vfat /dev/sdb1 MBR に syslinux のレコードを書き込みます。 以下の例では if= の部分は Debian/Ubuntu での例です。 (必ずデバイスの最初に書き込む必要があります。以下の例の場合、 sdb1 ではないことに注意してください。) # dd if=/usr/lib/syslinux/mbr.bin of=/dev/sdb USBメモリをマウントし、下準備で取り出したopencoconのファイルをUSBメモリのトップに入れます。 最後にUSBメモリをアンマウントし、syslinux コマンドでブートローダをインストールします。 # umount /dev/sdb1 # syslinux --directory /isolinux/ --install /dev/sdb1 USBメモリの初期化と書き込み(Windows編) インストール先のUSBメモリは、Fドライブとして書いています。 それぞれの環境で異なるので、以下適時読み替えてください。 F ドライブの右クリックメニューから、USBメモリを FAT または FAT32 でフォーマットします。(NTFS、exFAT からのブートは対応していません。) 下準備で取り出したopencoconのファイルをUSBメモリのトップに入れます。 syslinux を実行し、ブートローダをインストールします。 このとき、Windows のコマンドプロンプトは管理者権限で実行してください。 > (syslinuxのあるパス)\win32\syslinux.exe --mbr --active --directory /isolinux/ --install F: よくある質問 ・USBメモリに正常に書き込めない旨のエラーが出る USBメモリが経年劣化で書き込めていない可能性があります。別のUSBメモリで試してみてください。 ・crusoe.gz、crusoe.sqs、bzImage の置き場所を変えたい syslinux.cfg を適当に編集することで、変えることができます。 なお、SquashFSイメージについては、Kernel のパラメータで sqsfile=/syslinux/crusoe.sqs 等と書くと、パラメータで指定したパスで読み込むようになっています。お試しください。 ・ブートUSBメモリを作ったが、正常に動かない 以下の問題が考えられます。   ・USBメモリに対応していないコンピュータである。(BIOSの設定をご確認ください)   ・壊れたHDDやCDドライブなどが搭載されている。(多くの場合、読み込み速度が低下します)   ・Kernel の表示が出た後に画面の乱れなどある。:この場合、CD版でも再現する可能性があります。報告頂ければありがたいです。